ベアリングは回転するものには必ず必要な部品で、私たちの身の回りには数多くのベアリングが使われています。
自動車、新幹線・電車、飛行機、バイク、ゲーム機、ロケット、掃除機、洗濯機、DVDレコーダー、パソコン音楽プレーヤー（HDDﾀｲﾌﾟ）、建設機械、工作機械、医療機器、農機、ミニ四駆、インライン・スケート、ラジコン、自転車、リール（釣り用）など生活していく中で欠かせない存在となっています。
その中でも自動車には約100～150個のベアリングが使われています。
ベアリングの構造は、“外輪”と“内輪”、その間にある“転動体”といわれる部品、そしてその転動体を分離する“保持器”からなりたっています。
基本的にはその4種類のものが組み合わさってできているとってもシンプルなものです。
転動体には、“玉”と“ローラー”があります。
さらに“ローラー”には、その形状が円筒状、円錐状、球面状の“ローラー”などがあります。
NTN御前崎製作所では主に円筒状のローラーと、それらを支える保持器の2点で出来ているニードルベアリングを製作しています。
ニードルベアリングとは転動体としてのころが直径6mm以下で、長さが直径の3～10倍の小さな針状ころを用いた軸受です。
転動体が針状ころであるため断面高さが小さく、寸法の割には負荷能力が大きく、本数が多いことから剛性も高く、また、揺動運動に適した軸受といえます。
